Thursday, May 27, 2010

[台北] 映画館で映画をみる

もうふた月以上前になります。映画館に出かけてきました。映画館で映画を見る、最後はいつだったでしょうか、記憶にないほど大昔のことです。台湾で映画を見るにいたっては二十年以上さかのぼるはずです。そう、映画館はわたしにとって遠い存在になっていました。それほど縁のなかった映画館に足を運ぶきっかけはTwitter。こちらの方の書き込みに思わず反応してしまったことからでした。

この旧正月の春先、台湾には目白押しに面白そうな映画が登場、電視台で予告が四六時中流されていました。日本語の題名は分かりませんが、D.Washingtonの「Book of Eli」、M. Damonの「Green Zone」、L. DiCaprioの「Shutter Island」そしてTim Burtonの「Alice in Wonderland」。なかでも「アリス...」は予告の編集が巧みで私をひきつけます。

台北のわたしの住まい近くにお住まいらしいTweets Friend、彼曰く「アリスはエンタメとしてなかなか面白い云々...」、私ついつい「期待しているんで、近々見にいくつもりです...」、友「Tim Burtonですから...是非是非...」。長年映画館に行っていない私は、ひくに引けず出かけざるを得なくなります。そして十分に楽しんできました。

写真はそのときの切符。入館時にチケットの端をむしり取ります。空港からリムジンバスに乗る際と同様、ハサミ代わりです。全席指定。窓口で希望の席はありますか?と聞かれたので、どこでも、と答えると、なんと13列の13号を渡してくれました。なんとなくアリスの中国語題名「魔境夢遊」にふさわしい。理解不能だったのが切符の一番下に記載された(小可1+小爆1)。これ小カップのコカコーラとポップコーン付きってことでした。しかしコーラは飲みませんし、小腹も満たされていましたのでそのままにしておきました。映画代金260元に付きだし30元、計290元。日本円で800円程度。ウイークデーの昼下がりです、観客は20名にも満たないでしょう。300席あまりの館内はガラガラでした。

その昔、台湾で映画を見たときのこと。日本の映画館との大きな違いのひとつに指定席の通し番号がありました。館内を縦二つに割り、右側が偶数席左側が奇数席。もうひとつは、館内が暗くなると全員起立です。何事かと思いきや、国歌が流れてきました。当時の最大の娯楽が映画でしたから、私も何度も通った記憶があります。この習慣、いまでは二つとも残されていませんでした。

「アリス・・・」に懲りず、立て続けに「グリーンゾーン」、「Book of Eli」を観ることになります。それでも物足りず、ネットで映画鑑賞。見たい観たいと思っていたジョン・マルコビッチ監督の「ダンス オブ テロリスト The Dancer Upstairs」など「911」関連映画。わたしにとって「911」という数字は南米にあります。ビン・ラディンがこの数字を意識して報復したのかは定かでありませんが、南米の「911」にまつわる映画をまとめて見ることができました。しかし、記憶が不正確になってしまった映画「ミッシング」が開けず、日本にいる韓流の師匠ジュンサンにお願いして送ってもらうことにしました。ジュンサン、感謝です。

No comments: