Sunday, February 1, 2009

[台北] Is-real "最もクールなファッション・アイテム"


今日で正月休みは終わり、明日から仕事が始まります。昨夜、食事に街にでてみると、多くの店に灯りが入っていました。みな遊びから、故郷から戻ったのでしょう。人の出も多く賑やかさが戻ってきていました。

一寸古いニュースですが、lady.163.com (網易女人) という中国のポータルサイトの独占記事から。このサイト、常日頃覗いているわけではありません。このサイトの親サイトに私の中国での無料メールアドレスがあります。そこでニュースをポチしたところ目にしました。

最もクールなアイテム、イスラエル女性外出時の携帯必需品」というタイトル。そこに掲載されている写真は、イスラエルの若者たちが外出する際、警備に当たる仲間たちの姿です。仲間たちは肩から軽機関銃M16、そうゴルゴ13愛用のマシンガンを掛けています。イスラエルは皆兵性、男性も女性も兵役義務があり、その後はみな民兵として非常時に備えています。周辺国からの絶え間ない圧力に耐えていくための仕組みにほかありません。Is-real、これが現実です。

記事は、ITbagを抱え、1200US$の香水で化粧し、それでも最もクールな携帯必需品がM16だと書いています。記事は決して興味本位で書かれているわけではありません。記者が誰なのか、どこの国の人なのか分かりません。しかし、この記事のタイトルを見て中国は平和な国になったんだと感じました。記事には私たちは平和を愛し、鉄血主義者でもなければ暴力を美化するものでもないと。この国の余裕を私は読み取りました。

国境問題、異民族問題、内政問題、多くの問題を抱えているとはいえ、しかし世界の紛争地と比べてみれば深刻さは軽微に思えます。私の感想は楽観的で偏りすぎているでしょうか。

かつて東アジア世紀末研究会と称し、アジア各地を旅して回ったことがあります。一昨日、ベトナムと北朝鮮の旅の手配をしてくれた旅行会社の方からメールが届きました。イスラエルに書道家の方々を連れて現地の方々と交流会を催してきたと。ロケット弾は見なかったけれどとの一文も添えて。もうひとつのイスラエル。

[ today's photos ] The most coolest item when Israeli girl goes out. In Israel, this item is cooler than IT bag and an expensive perfume. It's M16 subumachine gun.

1 comment:

fumanchu said...

訂正
イシグロ・カズオが「日の名残」で描いた、チェンバレンとヒトラーの会談は1938年9月15日ですが、9月22日には甘粕正彦を副団長とする満州国使節団がミュンヘンに到着しています。ヒトラーと会った甘粕は、会談後側近に「私は前々からナチスの資金の一部はイギリスから出ていると思っていました。」と漏らしています。何だか今日のガザ地区などを予見している様な、、、