Friday, October 31, 2008

[廈門] ネット字典 "nciku"で物欲が・・・

「アー中国語、まったく進歩ないわねー」。ウェルネスセンターの姐姐、女医の理事長がまたアタシに向かって口にする。もう二年以上滞在しているのになんてザマだというわけだ。自分としては結構やるじゃない、と内心思っていてもまだいわれている。

今では町に出て会話で困ることはほとんどない。一寸面倒な話になれば話題を変えて事をすませてしまえばいい。それでもふとした拍子に中国語らしからぬ表現が出るらしい。マンションの保安員(ガードマン)、「あなたは台湾人?こっちの人と話し方が違うものね」。アタシは口元に微笑みを浮かべる。

さすがみなにそこまで言われると気になり始める。会話の途中でいぶかしげにされたときの話を思い出し、一人反復してみる。一番いい加減なのが四声。いわゆるイントネーション。一語一語はまだいいとしても、これが連続すると相手は分からなくなるらしい。特に子供は素直に受け止める。「おじさん!おじさんのいっていること分からない!それはこういうこと?」。

中国語の先生、初めての元秘書先生は去った。次の先生とも縁がなくなった。今は一人で学ぶほかない。以前はコンサイス版とはいえ、厚く老眼鏡をもってしても見ずらい活字の小さな辞書を持ち歩いていた。どこに収めておこうか、結構厄介だった。

この半年、ウェッブ・アプリの充実ぶりには目を見張らされる。ブラウザーを開いておけば、いや開いていなくてもネットに繋がっていれば大体なことはできるようになった。そこで探してみたのが日中字典。残念ながら適当なものはなかった(アー、アタシはケチなので無料なものを探している)。しかし英中字典で素晴らしいアプリに出会えた。'nciku"、これさえあれば、いや、あとはコイツをネットに常時接続していられるコンサイスサイズのネットブックパソコンがあれば完璧だ。狙いはもちろんAtom搭載のOQO。ムラムラと物欲が・・・。

[ MEMO: "nciku"で中文を検索するには二つの入力方法がある。ひとつはピンインで、もうひとつは手書きで漢字を直接書き込み検索させる。簡単に紹介すると・・・(画像をクリックすると大きくなります)
1または2・3-ピンインか手書きで検索欄にお目当ての漢字(または英語)を入力して検索。
4-検索結果が表示される。
5-例文が紹介される。
6-発音記号もしっかり表示。
7・8-素晴らしいのは、中国語英語ともにちゃんと読み上げてくれる。これで自分の発音の欠点を見つけられる。
9-書き順に間違いありませんか?確認してみましょう。
これが日本語でできたらと思わずにはいられない。 ]

[今日のBuddha Bar]
チュニジア生まれのフランス育ちでBuddha Bar創設と選曲にかかわっているClaude Challeの作品から"How Insensitive"。
ピアノ演奏でモダンジャズっぽい。

多才な方らしく、いろいろなスタイルの曲を世にだしている。ユダヤ教、仏教の衒学者でもある。

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