Sunday, April 1, 2007

[廈門・296日] 13階でも谷間

エッ?静岡が三十度を超えた?真夏日?日本はどうなっているのだ!

私の住まいは13階にあります。それでも写真のごとく周りを取り囲まれ、マンションの谷間なのです。一番手前両側の対になっているマンションが一番古く、どうやら元々オフィスとして計画されたようで、バルコニーがありません。開口も小さく、空調機もむき出し、場所柄を考えても月に千元はいきそうにありません。

次にある奥のは比較的新しい対のマンション。一戸一戸の面積は小さいらしい。月二千元からか。真向かいはまもなく竣工予定の最新マンション。見るからに高級。形も曲線を多用、バルコニーも広く、これは月五千円を超えると思われます。どれも三十階。

私のマンションの最上階が十九階、十四階と呼ばれる階がありませんから、実質十八階。部屋数が少なく、各階三戸にエレベーター一台、一階は共用部ですから部屋無し、そうすると十七掛ける三戸で、五十一戸に一台のエレベーター。マンションとしては悪くない。朝の通勤時間に待たされることはほとんどありません。周りを三十階のマンションに囲まれているとはいえ、私は満足しています。

この部屋の契約は六月十三日まで。ちょうど一年です。その後契約を延長するかどうするか考えなければならない時期に来ています。廈門に留まるか、それとも元ボスと連れだって北京に移るか。私は廈門をいたく気に入っています。お金が少ないとか、仕事がうるさいとか、待遇が不十分だとか、そんなことは抜きにすると、廈門はとても過ごしやすい。人間もおおらかで、人なつっこく、バスで白髪の人間を見ると即座に席を譲ってくれるし、女性は大きな黒い目と小さな顔とGパンとハイヒール姿が実に美しい。さあどうしましょう。日本の片田舎も棄てがたいですし、こちらの片田舎でまだ過ごしたことはありませんし・・・。

[ 写真: 写真を撮るまで谷間にいることに気がつきませんでした。写真は厨房の窓からの眺め。あまり気がつきにくい場所です。寝室からの眺めは解放されているので、谷間にいるとは感じられないからです。 ]

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