Tuesday, October 28, 2008
[廈門] 悲喜相继-差益で珈琲をもう一杯!
金融恐慌、米国の飽くなき利潤追求制度が招いたこの事態。さすがにメディアですら共和党に三行半を下した。アタシだってこの影響をモロに受けている。本来、三月に始まるはずだったプロジェクト、あれこれ補強をしてようやく九月末契約にまで持ってきた。それがどうだ、投資集団の中に外資系投資企業が入っていた。おかげでいつ契約できるか分からなくなってしまった。
落ち込んでいたものの、それでもこの混乱は、ささやかな、本当にささやかな余剰をうんでくれた。異常な円高だ。もともと十月初めにこの地を離れる予定が延期され、予定外の人民元が必要になった。換金のため銀行に出向く。親切な窓口の女性、「今は国慶節の休日、個人の換金を止めています。もしどうしてもというなら、日本円はまず米ドルに換金、そのあと人民元に変えますが、あまりお勧めできません。来週初めまでお待ちするのがお得かと・・・」。日円→米ドル→人民元、これだけで6%以上の手数料が銀行の手元に渡ってしまう。
国慶節の連休中、世界は金融恐慌に見舞われる。円はどんどん高くなっていった。翌週換金すると、前回よりはるかに魅力的な換金率を示していた。銀行のお嬢さんに感謝しなければならない。そして先週末にはなんと円は十数年来の高値を示した。昨日、アタシは再度ささやかな額を換金した。この二ヶ月で20%ちかい差益は馬鹿にならない。これでしばらくは優雅に珈琲を飲みに出かけられる。
差益で儲ける、変な仕組みだ。企業の健全さが株価に左右される、変な仕組みだ。
[ MEMO: こちらのATMは24時間営業だ。また、いたる所にあり、便利この上ない。はじめはちゃんと金を引き出せるのか、もし詰まったりカードが戻ってこなかったらどうしようか、不安だったが今ではごく当たり前に利用している。時々箱に現金がなくなっていることもあるが、その際には操作不能になるので取りそこなうこともない。写真は住まいの近く、真夜中の中国銀行脇にあるガラス張りの立派なATMコーナー。 ]
[今日のBuddha Bar]
息抜きにタンゴ仕立てなシューベルトのセレナーデをどうぞ。フラメンコ・ギターに手拍子、掛け声の入り混じった一本、"Tango Serenata"。
東アジアとの関連性に屁理屈をつけるとすれば、韓国テレビドラマ「夏の香り」の挿入歌でもあった。他にもフラメンコ・ギターが効果的だった映画に、クロード・チアリが弾く「冬の華」、それと韓国映画「甘い人生」ラストのラスト。
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