Monday, October 20, 2008

[廈門] 悲喜相継-訪問者

厦門、急にアジア系外国人の姿が増えた。台湾人を外国人と呼ぶかは別として、彼ら若い連中が目に付く。これは台湾だけではない、日本人も韓国人もそうだ。中国にはビジネスチャンスがありで、今まではそっぽを向いていた日本の若者も、国で糞のような仕事をしているより低い賃金でも貴重な体験ができるとあってか、例の珈琲店にやってきて仲間内話し合っている。夕食時にしばしば訪れる日本料理店、客足が遠く、しきりにディスカウント・サービスを行っているような店だが、入るなり「イラッシャマシー!」。ここにも白髪の、アタシより年上のご老人が一人、どこかの顧問でもなされておいでなのだろう、ビールを脇に食事をとっている姿を見かける。

日本でこのところ厦門という文字をよく目にすると聞く。いろいろなメディアが取り上げているという。本当かどうか知らないが、日本の姐姐からのメールによるとそうらしい。メディアの扱いがうまいのか姐姐、急にこちらに来たいといいだした。日本の大手航空会社が二社入って毎日運行いるといえば相当数の客を呼ばなければならない。確か去年も一昨年も秋口にメディアに載せていると話を聞いた。旅行シーズンなのだ、日本は今。

姐姐がおいでになると手配には注意が必要だ。彼女、若きころから世界中を飛び回っているからあれこれ五月蝿い。中国にも何度か来ているというが、控えめに口にするのは「演奏中でも携帯で話しているからねー」と毛嫌いしていた。それが「行きたい行きたい!」。アタシが厦門に死す前にその姿を見ておきたくなったのだろうか。まあそれもよしである。商人の姿しか見えないここ厦門に、少しは文化的香りを運んでもらいたいものだ。

文化の香りといえば、今年二月、厳寒の厦門においでになったシンさん、今展覧会の準備中と聞く。彼がその作品を持ち込んでもらうとさらに文化的になるかな。しかしここは商人の地だからなー。

さあ、楽しみがやってきそうだ。元気出していこー。

[ MEMO: 姐姐をどこに連れて行くか、級疎開地のコロンス島は当然の第一候補。昔撮った写真を引っ張り出してあれこれ考えた。裏町だらけだからどこでもいいか・・・。 ]

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