Tuesday, November 11, 2008

[廈門] 酒店式公寓に異議あり


・このところ急に寒くなった。夜中は15度をきることもある。湿気もなく晴天が続く。この地を訪れるには今が一番いい時期か。

・酒店=ホテル、公寓=マンション。酒店式公寓 [jiǔdiàn shì gōng yù ] でサービス・アパートメント。单身公寓 [dān shēn gōng yù] =ワンルーム・マンションとの違いは、单身公寓が最初から用途が明確。ところが酒店式公寓のなかには、普通のマンションを購入したオーナーの手によって内装工事の際に勝手にワンルーム・マンションに変えてしまうものがあるという。正規に申請し、消防設備や避難計画の条件を満たしさえすれば問題ないのだが。
問題はこの手続きをへない改装が多いということ。住人は派出所に住民登録しなければならないので管理しやすい。オーナーと借り手のやり取りで簡単に住むことのできる酒店式公寓は、誰が住んでいるかも分かりにくいから犯罪の温床になる。たいていは消防法を無視しているから火災発生時には危険この上ない。そんなこんなで酒店式公寓が問題になり始めた。

しかし待てよ、あたしが今住んでいる部屋はそれに相当するのではないか。エレベーターホールから常時開いている防火戸はどう見ても火災時に自動的に閉まりそうにないし、廊下はやたら狭いし、改装されれば二方向避難が必要だろうがそれもできないし・・・。

厦門市は意を決した。11月半ばから12月末までに現場に立ち入り検査を行うと公示した。さあ市民の安全のために実行できるのか、それとも安全は金で買われるのだろうか、注目しようではないか。

[ memo ] 厦門大学構内には独立住宅が多く残されている。かつて上級幹部や教育者の宿舎だったという。一寸仕事の手伝いをしたインテリア・デザイン事務所がここに移転した。二階には広いバルコニーがスタジオ続きになっていた。室内は禁煙、あたしはパソコンを抱え、ここに出てじっくりと考え事をした。

[ 今日のBuddha Bar ]
Buddha Bar - "Anima Sound System (68)"

Anima Sound Systeはハンガリーのエレクトロニックバンド。東西のフォーク・ミュージックとモダンエレクトロニックとをフュージョンさせたという。

この曲以外アタシには一寸堪える。

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