Saturday, March 4, 2006

今更ですが・・・韓国語教材 (韓国)

今更の話の続き・・・

「冬のソナタ」はなかなかの演出でした。登場人物のキャラクターをしっかり押さえています。ユジンという主人公を演じるチェ・ジウ(女優)なんですが、映画「ピアノを弾く大統領」のときの表情が五つだとすると、「冬のソナタ」では七つはありました。場面場面でどのような表情にするか決めてあるのでしょう。顔つきを見て内容が理解できる、おそらく演出でしょう。

ほかにも会話の応対のさせかたもいい。会話のテンポもいい。ゆっくりとしている。おかげで全くわからない韓国語ですが、スーパーと照らし合わせなくても理解ができそう。同じ会話が繰り返されることも理解を助けている。「だいじょうぶ」(ケンチャナ)などという台詞も、女性が話すとき、男性が話すとき、仲間同士で話すとき、目上の人に話すとき、それぞれ接尾語が少しずつ違う。前に続くときのリエゾンのされ方、そんなところも聞き取ることができる。そのほか、「ごめんね」(ミアネ)もいろいろな使い分けのあることがわかります。

韓国語は、日本語同様に敬語や男女で話し方がちがいます。中国語では少ないので問題はありませんが、韓国語はちょっと厄介、注意が必要です。二人の主人公の歩く速さ同様(演出過剰ぐらいゆっくりと歩く、いや歩かせている)二人の会話はゆっくり、目と耳でする韓国語学習にはいい教材でしょう。ヨン様ジウ姫と俳優の話題が大きく取り上げられ報道されたこのドラマ、内容から入ってみればかなり良質の作品でした。充分語りつくされたことでしょうが推奨します。

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