Wednesday, November 16, 2005

気分は東アジアの旅・荒川仲町通り商店街

その昔、東アジアのあちらこちらを、気ままに旅をしては、雑誌に与太記事を書いていた頃のことです。歴史背景もいい加減に、日本の中のコリアンタウンを東京ロンドン弾丸列車構想に沿って旅をしよう、を企画しました。

そのときの記事、「昭和最後の日-記憶のなかの韓国」いらい、時代とともにコリアンタウンはごく身近な存在になっていました。韓流も一役買っているでしょう。そうかこうかは分かりません、東京の下町を食い歩きしようという企画で行き当たった荒川仲町通り商店街、雰囲気は十分コリアンタウンでした・・・
ま ず驚かされたのは、ほぼ500メートルにもわたる商店街、道幅は4メートルもない、その両側を平屋か二階建の店が延々と続いている。丁度時刻は夕方五時、 店先には煌々と明かりがつき、各種各様な小売店。行き交う客の中から聞こえてくるハングル、店の看板にハングル、韓流ビデオもDVDもここなら簡単に手に 入ります。日本食の総菜店と韓国料理の総菜店、日本そば屋に韓国家庭料理店。ここはどこかと見まごうばかりです。

商店街のはずれで焼き肉屋に入ります。連れのshinさんが店の女将さんに聞きます。

shinさん「ここは韓国の店が多いですね」
女将さん「家庭料理が多いですね」
shinさん「女将さんは土地の方ですか?」
女将さん「いえ、二年前に新宿から」
女将さん「みんな外から来たの人が多くてね」

外から来た人たち?、女将さんが言いたかったのは・・・
勝手な想像です、女将さんは在日韓国人、外から来た人たちは韓国人、焼き肉屋の女将さんと外から来た人たちの韓国家庭料理のお店。

漫画「三丁目の夕日」のようなこの商店街、懐かしい記憶の中に異国が入り始めていました。

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