その中で24回にもわたるTV長編連続ドラマ「砂時計」に深く興味をもちました。時代の流れを描いていたからです。「冬の時代」といわれている軍事独裁政 権時代の1970年代から80年代半ばまでの韓国、そこには一回50分すべてを光州事変(事件と呼ばれていますがとうてい事件などとは呼べません)に割い ていたりしていました・・・
登 場人物のキャラクターがはっきりしています。登場するのは地回り、政治暴力団員、右翼政治家、独裁政権の官僚、財界人、軍人、民主派学生、農民。みな時代 の証人です。韓国が歩んできた民主化の歴史は、日本が敗戦のときから与えられた情況、与えられた民主主義から始まったのとは大きく違うんですね。もうひとつは「幽霊」という映画、韓国の原子力潜水艦「幽霊」が秘密作戦で航海に秘密裏に出航するのですが、実は核ミサイルを積んでいて、艦長はこの状況 を消し去るため自爆するつもりです。一方副艦の狙いは違います。「幽霊」を乗っ取り、艦長を射殺、ミサイルを日本に発射しようとします。
ここには仮想敵国が日米という、日本人にはない発想があります(少なくとも私には思いつきませんでした)。反日教育ではなく、実感として米国・日本にたいする想いを感じ取ることができそうです。
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