Saturday, October 27, 2012

霧社事件: 花岡二郎宿舍牆上的遺書


今から八十二年前の今日、台湾高地原住民・賽德克族(Seediq)が、台湾中部霧社で、占領国日本に対して叛乱を起こした。1930年10月27日早朝、毎年恒例の学童運動会での出来事である。

事件の最中、優良蕃童として日本式の教育を受け、日本警察官として現地で職についていた賽德克族の二人、花岡一郎と花岡二郎は遺書をしたため、一人は賽德克族の習いに基づき首をつり、一人は日本刀で割腹自殺をした。

この写真は、その遺書と、花岡二郎の妻・高山初子および日本人警察官・石川某の妻の写真が合成されたもの。全員台湾原住民・賽德克族である。

[ 遺書:写真出典 ]
・標題:花岡二郎宿舍牆上的遺書(描述標題)霧社討伐寫真帳(機構標題)霧社討伐寫真帖(書名)
・創作者:海老原耕平(日本, 編撰者)
・創作日期:昭和六年(發行日期)
・地點:國立臺中圖書館(中華民國, 台中, 典藏地點)

[ 遺書全文 ] (引用: Wikipedia 日本語)

    花岡兩
    我等は此の世を去らねばならぬ
    蕃人のこうふんは出役が多い為にこんな事件になりました
    我等も蕃人達に捕らはれどふする事も出来ません。
    昭和五年拾月弐拾七日午前九時
    蕃人は各方面に守つて居ますから 郡守以下職員全部公学校方面に死せり
    (花岡二郎筆)
    花岡、責任上考フレバ考フル程コンナ事ヲセネバナラナイ全部此処二居ルノハ家族デス
    (花岡一郎筆)


[ blog内霧社事件関連記事 ]
GAYA:霧社事件 - 賽德克族 - 賽德克・巴萊 Seediq Bale - 莫那・魯道
台北: 馬志翔 - I 歌えない踊れない原住民
「風中緋櫻-霧社事件」を演じた若者たち

[ Wikipediaから ]
・霧社事件 - Wikipedia 日本語
霧社事件 - Wikipedia 中文
Wushe Incident - English



Friday, October 26, 2012

台湾・礁溪:水田地帯に計画される町屋形式の高級別荘


昨日、ある計画地を見てほしいというので台湾東部の温泉地・礁溪を訪れる。一帯が水田地帯。その田んぼをつぶして四角いコンクリートの住宅が虫喰いのように建っている。ところどころ、うっそうとした竹林に囲まれた古農家が。覗いてみると、朽ち果てようとしている三合院形式の伝統住宅。有り余る土地に、老夫婦が畑の手入れをしていた。長閑で、水田地帯になじんだ風景。

話は1900坪の水田を埋め立て、600坪強の土地に150坪三戸の別荘にしたいという計画。しかし信じられないことに、道路に対し短冊のように区画、細長い、町屋のような形式で向う三軒両隣を建てようという。

辺りを見回して思い浮かんだのは、塀で囲われた園林(庭園)のなかに瀟洒な建物が配置されているという風景。そう話をすると、台湾人の、土地所有の、財産分与の方法にあわない、買い手がつかないという。解決方法はいろいろあるはずだが、残念なことに聞く耳持たなかった。

海に近く、海風が届き、強い陽射しに味のある空気。久しぶりに胸の中が洗われたものの、次の一歩を踏み出せないデベロッパー。いつもながらの虚しさを味わうほかなかった。

Wednesday, October 17, 2012

台北:害羞 - Shy - 馬志翔 - 甜‧祕密 Together


Umin.Boya(馬志翔)のFBで彼が久しぶりに映画に登場だと知りました。「甜‧祕密 Together」という題名。FBのコメント欄にひとこと「害羞」とだけ。Shy、はずかしい...。彼らしい。原住民の女性はドンドンドンと前に出てくる人が多い。しかし男性はどちらかというと控えめ。「害羞」なんでしょうね。

癖のある方々が演じています。大姐の李烈、硬派な巫建和、他には隋棠、鍾鎮濤、馬志翔、李千娜、吳中天、張少懷、などなど...。興行的に成功するかは、どうでしょうか。

それより、私は早くUmin.Boya(馬志翔)、彼が演出する作品を見たいですね。

Weekly fotolog - 東アジアは停看聴・厦門


10月12日から16日まで、厦門にGardening breakでした。通信事情の悪いあちらで何が出来るのか何が出来ないのか、試してみました。このbloggerサイトは依然として切断されたままです。そこで、イメージファイルを投稿している’fotolog - 東アジアは停看聴’を利用してみます。うまくいっていそうです。その際の投稿をWeekly fotologとしてまとめました。

October 13, 2012
Xiamen : Main Street at dawn
厦門:旅の疲れが早々と床につかせます。おかげで未明に目覚め、一寸下を覗いて…

October 14, 2012
Xiamen: Orange I bought at street market at last night.厦門:朝食前にカシャ!

October 15, 2012
Xiamen: See Weather Station tower at dawn.
厦門:明け方五時半、丘の上の気象台タワーを見る。台北と時差無しですが、西に位置しているぶん、厦門は同じ時間でも明らかに薄暗いですね。

October 15, 2012
Xiamen: The afternoon tea at the coffee shop in the lakeside familiar.
厦門:この珈琲店の女性マネージャーは五年来の知り合いです。厦門を訪れた際には一度は顔を出しています。清々しい午後、テラスでのんびりと語らいあってきました。

October 15, 2012
Xiamen: Window for bird watching on the lakeside.厦門:湖濱北路の人造湖(筼箪湖)には目当ての餌を求めてたくさんの鳥が集まってきます。湖畔際に立てられた壁にはそんな鳥たちを観察するための仕掛けがされています。

October 16, 2012
Xiamen: The floating boat for cleaning & management.厦門:湖面に係留されていた清掃管理用の浮き船

October 17, 2012
Xiamen: International Ferry Terminal after a rip.厦門:離岸直後の国際フェリーターミナル。後ろに聳え立つ建物群は一昨年には姿がありませんでした。
October 17, 2012
Jinmen Airport: Small turboprop airliner helped me again. Flyover near scenic on the ground was a good. Eighty seats of airplane was cozy.

金門空港:今回もお世話になった小型ターボプロップ旅客機。八十席と居心地のいい数のシート、高度1万五千フィートという地上に近く眺めのいい低空飛行、何もかもいいスケールです。