Sunday, July 15, 2012

厦門:尋常ではない台北の気候を逃れて厦門に向かったのですが...

厦門:ここ一週間の台北の気候は尋常ではありませんでした。連日三十六度辺り、週始めには三十八度を超えるという事態です。外に出ると息苦しい、部屋の空調を入れると身体がダルくなる。仕方なく夕食のあとは線条公園で夕涼みです。二十元の酸梅湯を片手に公園のベンチに座り行き交う人たちを観察しながら一息入れなければなりませんでした。早くここを脱出したい、で、ようやく昨日厦門へと向かいました。

金門島経由のフェリーの旅になります。いつものコースです。金門は真っ青な空と強い風とで暑いとはいえ日陰はヒヤッとします。気持ちがすこぶる爽やかになりました。そしてフェリーの客に。

フェリーの客は何か変な台湾人団体客が大勢です。一人のオバサンが私の脇にやってきて尋ねます。タバコを購入するか?ときくので「ええ」と答えると、「うんと?」「いや2カートン」「じゃさ、あたしが買うとき手伝ってくれない?」。「いいですよ」と答えたものの分けがわかりません。

買い物集団。大量にタバコを買い占めるんですね。一人の制限がどうやら十カートンらしい。それ以上の分を私に負わせようという事でした。免税店に引っ張っていかれ、いかにも私が購入するのを手伝っている風に振舞うオバサン。どのぐらい買ったのでしょうか、買い終えると私には目もやらづにさっさとどこかに消えていってしまいました。待合室ではあちらこちらで買い物荷物の詰め替えをする姿でいっぱいです。そんな風景を見ていると、昔釜山に渡ったときの関釜フェリーが目に浮かんできました。日本と韓国の間で小さな商売をしている人たちの日韓の人たちの姿です。

夕刻の厦金フェリー、風が強いせいでしょう波が荒い、始めのうちは大きく上下に揺れては歓声が上がっていましたが、そのうち静まり返ってしまいました。気分が悪くなったのでしょう。トイレに駆け込む人、座席に用意されたビニール袋を使う人...。

厦門に近づき湾の中に入ったようです。波は収まり、日没を迎える空はターナーの絵のような風景がありました。

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