Sunday, October 3, 2010

[台北] 屋台に並ぶ野菜を見ながら中国語の学習

中国語のものの数え方、一応学んだと思っていたのですが不十分でした。自由市場に並ぶ屋台の表示の千差万別さを見ていて、アー数え方にもいろいろあったんだなーと、ケータイを取り出しメモってしまいました。

土曜の昼飯は素食屋に出かけます。その足で自由市場に向かい賑わいの中に入る。いつもはただそれを楽しんでいただけでしたが、昨日は値付けを見てみるかと表示札に目をやりました。ところが、野菜にはいろいろな種類がありますし、小さいもの大きいもの長いもの束ねたもの山積みされたもの、おのおの単位が違っている。当たり前なんですが今まであまり気にしないで見過ごしてきました。スーパーと違って、ここでは小分けされて売っているからなんでしょうね。

街中では値段の表示はあってもその単位が表示されている例はあまり見受けられません。値段はだいたいが1斤あたりいくらということになります。私は果物を買うさい、お店の人に「この梨1斤だいたい何個?」って聞いてから「じゃいくつください」といいます。この「何個?」という単位は正確ではないんですね。通用しますがほんとうは「何粒?」が正しい。

大根を売っていました。葉を落とし、先っぽも切り落としたすぐに調理できるようになっています。単位は「条」なんですね。ねぎは「一条」。韮は束ねて「一把」、山東の栗子は「1支」。

メモったものを並べてみると、

・一推 [yī tuī ] [ㄧ ㄊㄨㄟ]=ひと山: かごに盛り付け
・一斤 [yī jīn] [ㄧ ㄐㄧㄣ]=一斤: 量り売りです
・一個 [yī ge] [ㄧ ㄍㄜ˙]=ひとつ: 汎用で使ってます
・一粒 [yī lì] [ㄧ ㄌㄧˋ]=ひとつ: これが一番多く使われるのかな
・一支 [yī zhī] [ㄧ ㄓ]=ひとつ: 栗はこの単位でしたが......
・一包 [yī bāo] [ㄧ ㄅㄠ]=ひと包: ネットの袋に詰め込まれて
・一把 [yī bǎ] [ㄧ ㄅㄚˇ]=ひと束: 束ね売り
・一条 [yī tiáo] [ㄧ ㄊㄧㄠˊ]=一本: 長もの野菜
・一盆 [yī pén] [ㄧ ㄆㄣˊ]=ひと皿: 皿盛りいくら

「斤」だけが秤り売り、それ以外は数売りでした。斤には公斤(kg)と市斤があり、1公斤=2市斤になります。500gが1斤ですね。大陸では一般的に体重の単位に使っています。「わたし100斤よ」と聞かされ、はじめはギョッとしたりしました。

家に戻って辞書を引いてみますがどうもおかしい。いくつかが見当たらない。たとえば「推」、そんな単位はありません。もしかしたら、ここは台湾、日本時代に使われていた日本語が残っているのかもしれません。「ひと山」 「ひと盛り」 「一皿」 、これ単位とはいわないですよね。状態を表している。でも理解できる。そう勝手に判断しました。

路上の中国語教室、自習の時間。自習ですので正確さは問わないでください。あしからず......

*写真は魚屋さんの店先風景。

9 comments:

fumanchu said...

うちなーぐちの滅びたのはNHKのおかげという説が有りますね。
沖縄が今も日本の芸能の震源地であるのは、戦後30年近く、NHKの見れない琉球国の時代が有ったからで、誰でも三味線を弾けるのは我々の世代が最後だとか。

burikineko said...

沖縄ですか......右側通行時代に車運転したことありました、ステーキランチが1米ドルでした。1973年のころだったかしら。コメントに関係ありませんですけど。

fumanchu said...

今日は鰹が無くてブリしかなかったので、ビフテキを食べました。135円/100g

burikineko said...

アッハッハ、ちょっと厳しいですね
ブリテキUS$1.5/100gですか、手ごろなお値段では?いまどきの日本では。

fumanchu said...

ブリは1kgくらいの尾頭付きが198円でした。ブリテキにするには自分でフィレにして、ショウガ醤油に漬込んで、と結構手間がかかります。素人が下ろすと正身600gくらいでしょうか。ブリというよりハマチの赤ちゃんみたいな。ちょうどコンビニ弁当の「焼き魚」位のサイズになります。鰹は有るには有ったが700gくらいの節が一本650円。そうしてみるとブラジル屋のランプステーキ135円/100gは安いかも。

burikineko said...

住まいの1階に日本料理屋さんがあります。朝夕仕込みで焼き魚のにおいが上がってくる。ところがこの臭いがいただけない。

こちら、養殖魚が多い。なにか餌づけに薬が混ざっているような、焼くとイヤーな臭いになっているような感じです。

fumanchu said...

近海魚の汚染の最終型はVOC汚染だと思います。浜名湖などもうかなりイケマセン。ところがVOCの研究自体、あまり進んでいないのですね。下水道は未だにノーチェックです。

burikineko said...

日本にいたときはよく魚焼きましたですよ。千葉の田舎のスーパーでは銚子で揚ったばかりの鰯や鯖が手に入った。

これ焼いていると匂いがとてもいい。アー幸せな匂い!って感じだったんですけどね。

burikineko said...

大気汚染の件ですけど、台北市ほぼ真ん中に住む私にとって、ここの空気の汚染はかなりひどいと思いますね。

夕食時、馴染みの店に出かけるんですが、大通りの交差点を渡ります。この交差点に近づくと胸が圧迫され喉が痛む。交差点を離れるにつれ元通りに。

帰宅時のラッシュで大通りは渋滞している。かなり顕著ですよ、空気の汚染は。