Friday, October 1, 2010

[台北] ちょっとした出来事、気になったこと、目にしたことなどなど......

十月に入りましたね。今日はちょっとしたことをいくつか......。

・先週厦門の元秘書から電話が入りました。何事かと思いきや暇に任せての国際電話でした。大陸では十月一日は国慶節、前後ほぼ一週間ほど休暇になります。「オー国慶節だなー、どうするんだ?」、「里に帰りますよー」。国中が春節に次ぐ大移動ですね。一部の報道では、尖閣問題で日本旅行が足止めされそうだったかたがたも、一瞬かもしれませんが緩和されるとのこと、憧れの海外旅行を楽しめそうですね。

・国慶節を前に北京から知人がおいでになりました。知人といってもまだ拝顔したことはありません。台湾の方が私を引き込んだ顧問会社の総経理です。圓山ホテルに滞在、出かけてきました。市内の高級ホテルはみなどこも似たり寄ったり、ここ圓山ホテルはちょっと北京飯店の趣があるので選んだと話してくれました。食事は台北最大の屋台街がある士林の夜市へ。台湾料理を楽しまれておいででした。それにしても口うるさい方だったなー。ニコンの最上級デジカメを手に、アングルを決めるのに注文が多すぎました。

・いつものように素食屋へ。店内の雰囲気がちょっと違います。オバサングループが席を占めていました。おおよそ七八名、着ているものが違う、話し言葉が違う。驚いたことに日本の方々でした。店の主人、そこそこ日本語が話せます。一人の方を捕まえて会話。どこでこの店のこと知りましたか、の返事は「本で」。日本のガイドブックはすごいですね、巷のちょっとした店まで紹介しているようです。自分で探し出す旅の楽しみを奪っているような気もしますが......。

・中国語の発音表記、ここ台湾では注音符号を使っています。私はかつて国語日報の言語中心に半年ほど通いました。ここは正しい中国語の発音を学んでもらおうという趣旨の低学年用新聞を発行していた新聞社です。困ったことは発音記号。日本にいたときに少しかじったピン音ではなく、片仮名・平仮名に似た注音符号をもちいます。何とか読み書きできるまでになりましたが、今ではほとんど忘れてしまいました。発音記号を注音でどう表記したっけ、しばしば悩みます。

日本のサイトを探ったところ、ありました。とても便利なソフトです。中国語をピン音で表記させ、それを声調(四声と呼ばれています)に変換もできますし、注音符号にも変換してくれるのです。繁体字を簡体字に、その逆も可能です。作成したのは翻訳家の方。感謝です。

”中国語のテキストをピンインや日本で使われる漢字に変換できる「Pinconv」”
http://www.karak.jp/articles/software/pinconv-4-00.html

・遅まきながら台湾映画、「最好的時光」 [zuì hǎo de shí guāng] [ㄗㄨㄟˋㄏㄠˇ ㄉㄜ˙ ㄕˊ ㄍㄨㄤ] を観ました。主演女優のスー・チー 舒琪 [shū qí] [ㄕㄨ ㄑㄧˊ] 、あらためて気に入りました。特に1911年中華民国建国の年の出来事、二号さんを演じる彼女が好きでした。語らず、騒がず、静かに三弦を奏で、日本語の新聞を読む姿がいい。時代が動いているのに自分の将来はこのままでいいんですか?と語る彼女がいい。

彼女、女性であることを最大限使いながら国際舞台に登場するまでになったんですね。グラビア、イメージビデオ、AV片、ランジェリーショー、なんでもやってきた。みんな演技の糧になっている。

*写真は士林の夜市。中国からの旅行者が必ず訪れるという名所になっている。

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