Friday, September 18, 2009

[台北] 裏町 - 巷の美食街


旅人ならいざ知らず、長逗留で周りの空気にどっぷり浸かっていると、ときに見えるものも見えず、聞こえるものも聞こえてこなくなる、の弐。たとえば・・・

食いものは重要だ。何は無くとも、人間様、空気を吸って食いもの喰ってクソしてる。どれ一つ欠くことはできない。そのうち空気はタダなので地球に感謝し、クソは江戸時代のように何とか旨く利用して地球に還元できればと思うも難しい。いずれ厦門かどこかで千葉の片田舎の生活を再現できれば可能かもしれない。しかしそれは先の話だ・・・。

食いものは目先のこと、今のところ日に三度、規則的に食事を取っている。朝は玄米パンに米乳(漿),昼はツナサンドか素食弁当か乾麵とゆでた野菜を日替わりで食している。夜は魚の惣菜が置いてある自助快餐店(セルフで量り売りする店)を訪れることが多い。どの料理も安くてそれなりの味で不満はない。肉を口にするのは人との会食時ぐらいだ。

食いもの屋は家と事務所の間でカタがつく。至極便利である。勿論他にも種々雑多な料理店が並んでいて、多くは間口の狭い小さな店で、それらが数珠繋ぎに並んでいる。昼食時といい夜の食事時といい、若い連中を中心に利用者が絶えない。しかし車道の両端はバイクとヨツッパが正規に駐車できる仕組みとなっているので、幅わずか1.5米足らずの歩道を行き来するのにてこずる。

日傘を開いたまま歩いていくおばさん、並んで歩きながら話に花を咲かせる若者、店から出て歩道でチラシを配る厚化粧のお嬢さん、それにときに車椅子もやってくる(ここ台北では車椅子を利用する方を実に多く目にする)。アーよーやっとやり過ごしたかと立ち止まり、ふと上を見上げると立ち並ぶ看板に看板に看板、これほど多かったとは・・・。

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