Tuesday, June 24, 2008

[廈門] 友への手紙

悲しいかな、年のせいでありましょうか。こちらに来てすぐにサービスアパートメントからホテル形式のかわいいかわいい部屋を借りたのまではよかったものの、ある真夜中に腰の後ろに激しい鈍痛。長い時間何度も何度も繰り返す痛みを受けて、あーこのまま異国の地に骨をうずめるのか、多くの知人にはどう連絡を入れたらいいのか、悶絶する中で考えあぐねていたのであります。

「たびにやんで ゆめはかれのを かけめぐる」

早朝、ホテルの知人の医者に電話、すぐに来いというので出かけたところ、その日はあいにくレントゲン技師は休みで詳細は検証できなかったものの、さすが医者、原因は尿道結石であろう、私の腰をさすりながら答えてくれたのであります。病名が判明したことで気分は楽に、あとは寝て待てばいいだけ、喪中はがきはもっと遠い先だろう、なぞ軽口を叩いておりました。とんでもないことで、判断が甘かった。その後も再三激しい鈍痛が襲ってきたのであります。

再度医者に電話、知り合いの病院の医師(専門医)を紹介してくれないだろうかという依頼も、その医師、台湾に戻ったばかりで、二週間はやってこないというのです。市販薬で何かいい薬はないかと教わるも、中国名は分からない。あー、こういうとき親身になってくれるのはぶっきらぼうの姐姐だけでありました。週末日曜日、市内にある人民解放軍系の病院へと姐姐にひかれて出かけてまいりました。

しかしなんですねー、やってくるものはやってくるのでありますね。泣く子と年には勝てないのであります。ではでは・・・おからだをご自愛ください。


・投薬を受けたその晩、長ーい長ーい鈍痛がやってきた。いい加減な医者だと罵り言葉を吐きながら、どのくらい時間がたったのかもわからず、ひたすら耐えていた後に眠りについていた。翌朝、どうやらアタシの中の石は溶けたのか、流れ出したのか、今は痛みは和らぎ、その時間も短い。元に戻ったのか。

・新しい部屋はマンションの31階にある。眺めは素晴らしい。南に人造湖、東に市政府の建物と高層マンションが続く街並み、北は小高い緑いっぱいの丘。問題はいたるところ室内を改装中、マンション中工事の音が鳴り響いており、かつ床や壁をやたらいじくりまわすおかげで、埃が外から廊下から天井から舞いこんでくる。

・こちらではすでに先代のiPhone、SIMのロックをはずされたものが出回っている。今回、3Gの販売前にもかかわれず、すでに何人かの方々が入手していた。見かけは最高使い勝手は最低、しかし夜総会の女性が手にする姿は様になっていた。彼女たちは時尚(時流)が勝負だ。手にした友人の医者、米国人は何を考えているのだと不満たらたら。きっと台湾にいる娘に頼まれたのだろう、自分はすぐに元のソニエリに。

[ MEMO: 眺めは最高、夜景も最高。もともと50坪を超える部屋を5つに分けて貸し出したもの。一部屋はまだ無人、一部屋はアタシが、残り三部屋にはうら若き女性が住まわれている。 ]

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