Saturday, June 30, 2007

[廈門・387天] internet live

どんどん日にちが過ぎ去っていく。何故これほど早いのか。私には死期が早まっているとしか感じられない。すでに今日は六月最後の日。そしてF1フランス予選の日。中国はF1上海開催国である。F1サーカスはテレビで見れるだろうと期待していたが、いくらチャンネルを探し歩いても見つけることができないでいる。周りでF1を知っている人間もいない。探しようがない。

実はインターネット上にF1文字実況のウェッブがあるのだ。レース内容が秒刻みで書き込まれていく。勿論中文なので、西洋人の名前も中文、なかなか分かりにくい。それでもライブだ。順位がくるくると変わっていくのが手に取るように分かる。無料であるし、いち早く結果を知りたい、私のような人間には好まれていることだろう。

こちら中国に来て、インターネットがエンターテイメントに使われているのに実に驚かされる。例えば、アップルストアからお金を出してポップスをダウンロードしなくても、あるウェッブで、あるソフトを突っ込めば聞くだけでなく電脳に納めることができる。かなりの映画がダウンロードできる。それも外国ものは中文の字幕までついている。韓国の連続ドラマだって見ることができる。これらがどんな仕組みで可能なのかは問わないことにする。

会社で私の席は一番後ろ。他の人たちが電脳に向かっている様子が一目で分かる。彼ら、仕事の手が空くと、まずチャット。更に時間があると、小説を読むか、ヘッドフォンを耳に音楽か映画鑑賞、実に有益な一日を過ごしている。

若き妊婦は仕事をしたがっている。それでもチャットや小説を読んだりしている。ある時、彼女の元に行くと、涙を流している。どうした?!と聞くと、小説を読んで泣いたらしい。インターネットは感性までも豊かにしてくれる。不思議なメディアである。

[ 写真: F1フランス予選の最終シーン。久しぶりにフェラーリがポールポジションを取った場面。続いてハミルトン、ライコネンと続く。どれが誰の名前か、推測してみるのも暇つぶしにはいい。 ]

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