Thursday, June 28, 2007

[廈門・385天] 嫉妬(吃醋)

嫉妬( 吃醋 chi1cu4 )とはかくも激しいものなのか。自制心がない、周りが見えない、一途に嫉妬する。ある種の狂気としか考えられない。端から見ているとただただ驚かされるばかりである。昨年元ボスとの関係を亭主に疑われた彼女に、またまたこの問題が起こってしまった。

昨夜、家について食事の準備をしていると、身辺整理がついたのか、身軽になったらしい元秘書からSMSが入った。「今晩の食事は何ですかぁ?」、「辛白菜麺」、「私も食べたいです」、あたし「早う来い!」。麺は彼女が作ることになった。足りない食材を、近くのスーパーに買いに行くかと玄関口に立ったとき、彼女の電話が鳴った。相手は大声で、泣きながら叫んでいるのが、私にまで聞こえてくる。

この電話の先には、元ボスとの関係を亭主に疑われた女性がいる。元秘書が必死に対応している。どこか外にいる様子。居場所を一生懸命聞き出そうとしている。元秘書、彼女を捜しに出かけることになった。駆け出す前、簡単に話をしてくれた。亭主が女房の携帯のログから、上司の経理の名を探り出した。亭主はこの経理を疑ってかかったらしい。その後、亭主は、毎日のように女房の仕事場、ホテルロビー脇に何時間も車を止めて中を覗いていたという。

今日、亭主が切れたらしい。女房に問いつめたようだ。身に覚えのない彼女、再三の問いつめに家を飛び出した。元秘書には、「・・・あたし死ぬからママによろしく伝えてくれ・・・」と言ったそうだ。元秘書も必死だ。走り出すように出かけていった。私も心配だ。昨年は私が女房に付きそって家にまで出かけたのだ。今回は元秘書がその役割を担うことになった。

夜遅く、元秘書に連絡を入れるもずーっと話し中。心配は募るばかりだ。しばらくしてSMSが入る。「何もないから安心して。今日は彼女の家に泊まる。詳細は明日」。とりあえず一安心したものの、なかなか寝付くことができなかった。

それにしても亭主の嫉妬心は激しい。それに周りが調整に乗り出しても、亭主は女房に話すのとは違う答えをする。調停のしようもないのだ。昨年と同じだ。女房も辛いだろうと、昨年、あたしが調整に付き添ったとき購入した居間のジャスミンを見やった。青い葉が出そろい、なんとか元気を取り戻していたジャスミン、この後どうなるのだろうか。

[ 写真: 主寝室からの眺め。超高層マンションからはみな内海が見渡せる。 ]

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