Sunday, March 18, 2007

[廈門・285日] 不思議の国のアリス

昨晩、仲間たちとの会話は、会社の不思議。語られた内容は、訳のわからないところに迷い込んでしまった、ということ。脇で聞く私には半分ぐらいしか理解できなかったが、大筋はしっかり押さえられた。ひたすら平坦な口調で機関銃のように語る若造、しっかりと腰を据えてかみ砕いて語りかける人間、みな疲れ切っている。

土曜の夜、食事の準備でもしようかと腰を浮かせた瞬間、携帯が鳴った。「珈琲飲みましょうよ、若造は捕まるかなー」と腰を据えて語る人間。わたし、「OK、若造探して二人で行きますですよ」。毛唐の姿の多い、ゆったりとしたコーヒーショップ、ほぼ二時間、三人、明日はないぜと会社の不思議を語り続けた。我々愚痴でもこぼさないとやっていけない気分なのだ。あたしは刺激物を禁止されているので、旨くもないティーバックの紅茶を、ポッドに二杯飲むことになった。

今日、昼飯前、容易でもするかとパソコンから手を離した瞬間、携帯が鳴った。「あー○○です。ボスが現場に来てくれと・・・」。現場の所長からだ。はいですはいですとあり合わせのものを口に流し込み、タクシーで駆けつける。現場事務所には一人だけ、ボスも所長もいない。水気のものを口にして時間を潰していると、所長が戻ってきてこういった。「あー、どうしようもないなー。ボスはどこかに消えたよー」。気持ちを落ち着かせるため、椅子の深々と腰掛け、下腹部で深呼吸を続けた。久しくしていなかったトレーニングである。私も疲れるのだ。ついでに近くのショッピングセンターで、家の付近では探せないバターを購入して帰宅した。

[ 写真: アリスがウサギさんの消えたあたりを探していると小さな穴を見つけた。覗いてみると何かうごめいている。何だろうとなおも見つめると、その穴に吸い込まれて行くではないか・・・ ]

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