Monday, March 12, 2007

[廈門・279日] 初めての薬屋

体調不良の元だった激辛鍋、ひたすら休養をとったら治ったかと思ったのもつかの間、発疹がひどくなった。かゆいのだ。そういえば火鍋を食べた翌日、腕がむず痒かったのを思い出した。きっとジンマシンに違いない。それにしては右腰の前後ろだけにでている。触るとざらざらするので気味が悪い。薬を買うことにした。

もう一つは同時に起きた十二指腸のあたりの痛み。激辛鍋とは関係なく、きっといやいや仕事をしていたのでストレスがたまったに違いない。ストレスを避けるためにあれこれのんびり過ごしてきたのに、これではどうしようもない。重いバッグを肩に背負い歩いた疲れと気苦労とストレスと激辛鍋がみんなまとめて体をいじめたようだ。薬を買うことにした。

マンションの隣のビルに酒と煙草の店、ここはしばしば訪れる。その隣が薬屋。通りがてらに覗く程度だった。帰宅し、その足で店を訪れた。話が通じないと困るだろうと、あらかじめ中国語の辞書で"ジンマシン""十二指腸潰瘍"を調べ、ポストイットに書き込んでおいた。メモを差し出し、これにはどの薬がいいか聞いてみる。無愛想な若い男が、棚からさっささっさととってくる。

効能のほどは全くわからないから、言うがままで購入してきた。表書きには、生薬の成分と、その効能が書き記されている。薬は飲みたくなかった。外国の薬は総じて強そうだ。しかし今まで病気にならなかっただけに、この気分の悪さは許せない。早速飲んでみる。ジンマシンの薬は漢方の味がする。日本の何かの薬に似ている。あまり効きそうにない。

十二指腸潰瘍の薬は、服用の方法が読んでわからない。一日待つことにした。明日、会社で人に聞いてみよう。どっちにしても歳が歳だけに、日々注意を怠らないことだ。教訓である。

[ 写真: 漢方の生薬は雲南省でつくられたものだ。麗江を訪れたとき、帰りがけに役所の人間のくれたおみやげは、健康薬品だった。 ]

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