Friday, February 16, 2007

[廈門・255日] 中国服

「情人節」とは縁も所縁もありません。お世話になっているお礼といって、中国語の教師からの贈り物です。うれしいかぎりです。帰郷の段取りの間に購入したようです。中国服。正式になんとよぶのかわかりません。あたしには関係ないと勝手に思っていたのとは大違いで、着心地が実にいい。安物であります。しかしすべすべとし、動きやすく、なにより風情がありました。服は見かけによらないものだと、変に感心した次第です。

早速今日着て出勤。評判は上々。掃除のオバサン、どうみても日本人には見えないと太鼓判。喜んで良いのやら悪いのやら。ひとり「黒は良くない。葬式の服よ!大紅(真っ赤)にしなさい!」と、若き人妻。彼女、私の服のセンスを買ってくれていたのですが、今回は酷評の雨あられでありました。

服とは面白いものだと、今更ながら興味がわいてきました。服を選ぶ、着こなす、これも人格の延長なのだと。若き人妻は実に服装にうるさい。自分には茶系が似合うと知っており、よく似合っている。口うるさく、騒がしく、そのくせ温情があるという不思議な性格を表している。服の他にも靴。こちらの女性は総じてハイヒールが好きであります。それもハイなヒール。Gパンとよく似合っている。靴の先も尖っている。骨格のせいかと勝手に想像、後ろ姿が実にいい。中国語の教師は若いおチビさんですが、ハイヒールを履いただけで大人の女性に変わってしまう。これは人格を変えてしまう例。

私が中国服を身につけるとどう見えるのか、これもまた自分にとって興味深いテーマであります。

[ 写真: 早速服を身に纏いポートレート。いかがなものでしょうか。 ]

No comments: