Saturday, September 23, 2006

[廈門・108日目] 秋彼岸の中日

日本では今日はお彼岸の中日、先祖の墓参りの日。東京の郊外、多摩ニュータウンに隣接する小さな寺の墓には、四十歳という今の日本の平均寿命の半分にも達せず先立った連れ合いと、高齢で風呂の湯加減もできず心臓に負担がかかり死去した母とが眠っている。廈門にいては墓参りと簡単に出向くわけにもいかず、部屋の一角に一輪の花なぞ飾って手を合わせるとしよう。

ここ中国にそんな風習はない。台湾では墓参りは四月の「清明節」と決まっている。もともと農暦が由来なので毎年日付は動く。しかし西暦が生活の元になってきた今、蒋介石総統の死去した日と重ねて四月五日に定めたそうだ。

日本の勝間で生活していたときしばしばご厄介になった「暦のページ」 (http://koyomi.vis.ne.jp/) から豆知識を拝借してみる。

「・・・彼岸は春分の日と秋分の日の前3日と後3日の間の7日間(春・秋分も含み)。暦の上では雑節の中に入ります(春分日・秋分日はこちらで計算できます)。
春分(秋分)の3日前の日を「彼岸の入り」と言い、3日後を「彼岸の明け」と言います。春分・秋分は、その中間に位置しますので、「彼岸の中日」と呼ばれます。
この彼岸は、仏教行事であるのですが、日本独特の行事で他の仏教国には無いものだそうです。ちなみに、「彼岸」とだけ言った場合、これは春の彼岸を指します。秋の彼岸は「秋彼岸」または「後の彼岸」と言うのが本当です。・・・」

[ 写真: 先日事務所の女性が結婚するというのでいただいた引き出物。キャンディーとドライケーキの詰め合わせ。値踏みするのが好きな我が秘書は、これこれは幾らでなぞとほざいていた。 ]

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