Thursday, May 19, 2005

続:いまさらですが韓流・・・

(停看聴)お借りしたテープの印象をメールしたところ、以下のコメント(JunJun)が届きました

停看聴:
>>送っていただいたビデオおよびDVDをのぞいてみました
>> 結構気に入りました
>> 特に韓国現代史がらみものに興味を引きました
>> 知らなかった!韓国ってつい最近民主化されたんだ!

JunJun:
韓国現代史はいろいろわかっていないことも含めてかなり面白い。
さんざん抑圧されてきた分その反動が映画やドラマの面白さになっている。

停看聴:
>> というわけで
>> ・「砂時計」の大河ドラマはよかった!
>> 女主人公以外の人間はみないい!

JunJun:
そうなんですねえ!みんないいです。
たしかにユン・ヘリンはいまひとつもの足りない。
悪役のイ・ジョンドをやった俳優はうまかった。
主演のチェ・ミンスも硬派でよい。

これだけメッセージ性と内容のあるドラマはめずらしい。

停看聴:
>> キャラクターがはっきりしていて分かりやすい
>> いろいろな映画のパクリ集みたいなのもいい

JunJun:
韓国ものには多かれ少なかれパクリがあるが
結果オーライ以上のものがあるのでけっこうゆるせます。

停看聴:
>> 光州事変を教わった

JunJun:
リアルタイムで当時注目していました。
新聞記事(朝日)の3面にしか載らず写真などもろくになかったけれど
毎日興奮して読んでいたおぼえがあります。
多分市民と軍が直接武力衝突したという意味では天安門事件以上に大きな事件
でしたが情報が乏しくて詳しい状況はわかりませんでした。
一説に行方不明者含めて2000人が犠牲になったといわれています。
そのときに死刑判決をくらった金大中が後に大統領になってしまうという
展開も韓国らしい。

停看聴:
>> ・「幽霊」は設定がよかった!
>> 仮想敵国が日米という発想は日本人にはできない

JunJun:
作品としては不満が残るが韓国の持つ鬱々として晴れない深層心理が
うかがえて興味深い。核爆弾をもってカタストロフとする着想がコワイが
何らかの形でいつかはカタストロフィの到来を望んでいるのですね。
北の核に関していまひとつ韓国が冷静なのはあながちその辺の理由か。

Tuesday, May 17, 2005

いまさらですが韓流・・・

遅ればせながら韓流にはまりました。友人が大量のビデオとDVDを送ってきたのです。寝不足気味ですが、韓国現代史を知ることになりました。
その中で24回にもわたるTV長編連続ドラマ「砂時計」に深く興味をもちました。時代の流れを描いていたからです。「冬の時代」といわれている軍事独裁政 権時代の1970年代から80年代半ばまでの韓国、そこには一回50分すべてを光州事変(事件と呼ばれていますがとうてい事件などとは呼べません)に割い ていたりしていました・・・
登 場人物のキャラクターがはっきりしています。登場するのは地回り、政治暴力団員、右翼政治家、独裁政権の官僚、財界人、軍人、民主派学生、農民。みな時代 の証人です。韓国が歩んできた民主化の歴史は、日本が敗戦のときから与えられた情況、与えられた民主主義から始まったのとは大きく違うんですね。

もうひとつは「幽霊」という映画、韓国の原子力潜水艦「幽霊」が秘密作戦で航海に秘密裏に出航するのですが、実は核ミサイルを積んでいて、艦長はこの状況 を消し去るため自爆するつもりです。一方副艦の狙いは違います。「幽霊」を乗っ取り、艦長を射殺、ミサイルを日本に発射しようとします。

ここには仮想敵国が日米という、日本人にはない発想があります(少なくとも私には思いつきませんでした)。反日教育ではなく、実感として米国・日本にたいする想いを感じ取ることができそうです。